2025年10月27日

9年前からイベントなどでお伝えしている
腸内環境を整える食をベースにした健康習慣の基礎確立について
一次・二次・三次予防の健康管理サイクルで再発を防ぐ
現代人の多くは、仕事や家庭のストレス、偏った食生活、睡眠不足などから、知らず知らずのうちに体内バランスを崩しています。その中でも「腸内環境」は、健康を左右する重要なカギを握っています。腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、自律神経やホルモンの働きに密接に関わっています。
今回、改めて腸内環境を整えることを軸に、「一次・二次・三次予防」という健康管理のサイクルを通して、病気を未然に防ぎ、再発を防ぐための考え方を解説します。

上記、特に①と②に注目です。
①日常の生活習慣を②治療終了・退院した時から①を改善することの重要性
同じことの繰り返しでは再発の可能性も上がります。
◆ 一次予防:日常の生活習慣が健康づくりの土台
一次予防とは、「病気にならないようにするための生活習慣」を指します。
毎日の食事・運動・睡眠・ストレス管理など、日々の積み重ねがここに含まれます。
特に重要なのが「腸内環境を整える食習慣」です。
私たちの腸内には100兆個以上の腸内細菌が棲んでおり、そのバランスが乱れると免疫力の低下や炎症の慢性化、生活習慣病のリスク増大を招きます。
そこでカギとなるのが、食物繊維群やファイトケミカル(植物の色素・香り成分など)を意識的に摂ることです。
たとえば、
• 食物繊維を多く含む穀物・野菜・豆類
• 発酵食品(味噌、納豆、ヨーグルトなど)
• カラフルな野菜や果物に含まれるファイトケミカル(ポリフェノール、カロテノイドなど)
これらを日常に取り入れることで、腸内細菌が活性化し、腸内フローラが整っていきます。
結果として免疫力が高まり、ストレス耐性や自律神経の安定にもつながります。
つまり、腸を整えることこそが「一次予防=健康づくりの出発点」なのです。
◆ 二次予防:検診による早期発見・早期対応
どんなに健康に気をつけていても、年齢や環境によって体は少しずつ変化します。
そのため、定期的な健康診断や血液・尿・便検査などによるチェックが欠かせません。
これが「二次予防」にあたります。
検診結果が「異常なし」であれば、現状の生活習慣が大きな問題なく維持できていると判断できます。
ただし、「老化」という自然な変化もあるため、数値が年ごとに変わるのは当然のこと。
無理に若いころの数値を目指す必要はありません。大切なのは、自分の体と向き合い、変化を受け入れながら軌道修正していくことです。
一方、「所見あり」と判定された場合は注意が必要です。
血糖値、血圧、コレステロール値などの異常が続くと、放置すれば生活習慣病や動脈硬化、心疾患などのリスクが高まります。
この段階で早期に改善に取り組むことで、重症化を防ぐことができます。
つまり、二次予防とは「体からのサインを見逃さず、早めに対応する段階」なのです。
◆ 三次予防:治療
もし治療が必要になった場合、それが「三次予防」に該当します。
その後の再発防止のための生活習慣改善
三次予防、いわゆる治療を終えて退院した後が重要です。
再び以前と同じ生活を続けてしまうと、再発のリスクが高まるからです。
画像にもあるように、「問題のあった時と同じ生活習慣を続ける=再発の可能性大」です。
ここで重要なのが、治療後の生活習慣を見直し、根本から変えることです。
たとえば、
• 食事に食物繊維群やファイトケミカルなど豊富な野菜、雑穀などを取り入れる
• 夜更かしを避け、睡眠リズムを整える
• 軽い運動を日課にする
• ストレスを抱え込まないよう、リラックス時間を設ける
こうした意識的な習慣の積み重ねが、再発防止につながります。
特に腸内環境の改善は、免疫系やホルモンバランスの安定を促すため、心身の回復を助けます。
つまり、「腸を整えること」が再発予防の大きな武器になるのです。

◆ 腸内環境から始まる“安心”と“安定”
腸内環境を整えることによって、私たちは体の内側から安心感を得られます。
「最近、体が軽い」「便通がよくなった」「気持ちが穏やかになった」と感じるのは、腸の状態が脳やホルモン、自律神経に良い影響を与えている証拠です。
実際、腸内細菌は神経伝達物質の生成にも関与しており、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの約90%が腸で作られていることが分かっています。
腸が整えば心も整い、ホルモンバランスも安定します。
この「心と体の安定」が、健康習慣を続ける原動力となるのです。
◆ まとめ:腸から始める“再発しない身体づくり”
一次・二次・三次予防の健康管理サイクルは、どの段階にいても共通して「生活習慣の見直し」がポイントになります。
そして、その中心に「腸内環境を整える食習慣」を置くことで、全ての段階がスムーズにつながります。
1. 一次予防(健康づくり)
→ 食物繊維・ファイトケミカルを積極的に摂る
2. 二次予防(検診・早期対応)
→ 体のサインを見逃さず、数値変化に応じて改善
3. 三次予防(治療)
→ 現代医学にてしっかり治療する
その後、再発防止に努める。
治療後、今までの生活習慣を見直し、再発の可能性を出来る限り低くすることが重要だと考えます。
この循環ができれば、病気の再発リスクを下げ、自律神経とホルモンの安定した“ぶれない身体”をつくることができます。
腸内環境を整えることは、単なる健康法ではなく、「未来の安心」を育てる日々の投資です。
そのためにも弊社製品「湿熱処理済レジスタントスターチ・レジスタ」をご活用いただければ幸いです。