2024年12月13日
弊社が創業当時の2015年、日本におけるがん罹患率のトップは大腸がんでした。
様々な疾患、特に大腸がんには、今も昔も「食物繊維群(レジスタントスターチ、水溶性・不溶性食物繊維、オリゴ糖など)」の摂取が予防に一番重要でありましたが、特にレジスタントスターチの摂取が現代人には出来ていないことを知り「レジスタ」を開発しました。
当時は、レジスタントスターチの製品はほとんどなく、ましてや「湿熱処理済(レジスタントスターチは熱に弱いことから熱に強い処理)」「トウモロコシ由来(全世界のエビデンスの多くはトウモロコシ由来)」の商品は、現在もほとんどありません。
レジスタントスターチサプリ・食品「レジスタ」で短鎖脂肪酸(酪酸)を!
(2016年2月25日レジスタ販売開始時ブログ)
普段の葉野菜では、どうしても不溶性食物繊維がメインになり、まして食物繊維含有量も少ないことから、雑穀、海藻、きのこ、豆類、芋類、根野菜でオリゴ糖、水溶性食物繊維を摂る必要があります、あとはバランスと量を考えての摂取になります。(レジスタントスターチは現代の食事では摂りにくくなっています)
そして最新の統計によれば、2023年のがん罹患数予測では、男性は前立腺がん、女性は乳がんが最も多く、大腸がんは男女ともに第2位となっていますが、男女計では依然として大腸がんがトップになっています。
また2023年のがん死亡数予測において、男性の第2位、女性の第1位が大腸がんとなっています。
統計予測:[国立がん研究センター がん統計] – がん情報サービス
日本人の食生活は、伝統的に米や野菜を中心としてきましたが、近年の急速な欧米化により、肉や油脂の摂取が増加しており、この変化に伴い、腸内環境のバランスが崩れ、大腸がんのリスクが高まっていると考えられます。
特に腸内環境に重要な役割を果たす、食物繊維群(レジスタントスターチ、水溶性・不溶性食物繊維、オリゴ糖など)の摂取減少が昨今のニュース(2024.12)でも取り上げられていました。
腸内には500種類以上の細菌が存在し、免疫機能の約70%が小腸に集中しており、腸内環境を整えることは、増えている免疫疾患の改善・予防にもつながります。
そのため食物繊維群を豊富に含む雑穀、海藻、きのこ、豆類、芋類、根野菜を積極的に継続的に多く摂取することが重要です。
最新のがん統計によれば、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男性で65.5%、女性で50.2%。
大腸がんの予防には、定期的な検診とともに、日々の食生活の見直しが絶対不可欠です。
日常生活の中で、意識的に腸に良い食材を取り入れ、健康維持に努めましょう。
当時のブログ(レジスタ開発前)
2016年1月4日「腸内環境 悪化「大腸がん」2015年罹患率トップに 食物繊維摂取減」