温故知新ラボ™
オナカだけをずっと真面目に考える「ONAKA研究カンパニー」腸内環境株式会社の研究所であり、ブランド名です。
続くことを考えた腸内環境を整えるための「食・運動・姿勢」商品の開発、販売を温故知新ラボにて行っています。複合炭水化物 低GI値 雑穀米「温故知新ラボ米」、レジスタントスターチサプリメント「レジスタ」、SOD産生サポート飲料「クロックティー」、足趾把持力(足指握力)強化サポート商品「ワシーガトウズ」、弓状線(腹横筋)強化フィットネスギア/下腹ぽっこり対策製品「ワシーガスタイル」、オナカサンダル(お通じサンダル)の「ワシーガアーチ」等。
腸内環境を整えるためには、食物繊維群(レジスタントスターチ、水溶性・不溶性食物繊維、オリゴ糖)、ファイトケミカル(ポリフェノールなど)を意識して摂取し、正しい姿勢で適度な運動を行うことが大切です。

トピックス

歯、腸の長さから見る草食動物と肉食動物の違い、そして人間の歯から見えるもの

2019年3月26日

 

ゴリラ 草食動物

 

ゴリラはなぜ、リンゴを食べてあんなに筋肉があるのでしょうか? キリンは?馬は?

草食動物なのになぜ?

 

実は、植物からアミノ酸を合成できる微生物が腸内にいるからだそうです。

その腸の長さは、草食動物は長く、体長の約12倍、肉食動物は短く、体長の約3倍との事、 人間の腸は、草食動物のように長く、体長の約12倍。

 

また草食動物と肉食動物では、歯の形、歯の役目も違います。
草食動物は犬歯の代わりに臼歯(奥歯)が発達していて、門歯(前歯)で草を噛み切り、臼歯(奥歯)で草をすり潰すようにして食べます、 肉食動物は犬歯が発達し、臼歯(奥歯)も先端が尖っているようにみえ、 獲物の肉を切り裂いたり、捕まえた獲物に鋭い犬歯を突き刺して致命傷をおわせることができます。

 

 

 

 

人間の歯

上記図のように人間は、草食動物と同じように32本のうち20本が臼歯(奥歯)で、穀物をすりつぶすために臼の形をしています。
また野菜や果物をガブリと食べるための門歯(前歯)が8本です。

そのようなことを踏まえれば、人間は、生物学的に草食系雑食動物と言えると思います、犬や猫は、肉食系雑食動物とも言えると思います。

 

 

馬の歯

 

もともと人間は、肉食であったという方もいらっしゃいますが、あくまで、人間が槍や石斧をもって、獲物を捕ることは、大変なことで、そんなに頻繁に食べることが出来るわけでもなく、女性や子供は、野草や木の実を採って、家族で食事をしていたというデータもあり、歯の形や腸の長さを見ても、そして古書や海外の歴史書の部分からも草食系雑食であったと推測されます。

 

地域によって違いますが、新石器時代の始まりは、だいたい今から1万年前で、その前、つまり3百数十万年前に人類が出現してから、猿人、原人、旧人という進化段階を経て、およそ3,5万年前に新人類の時代に入り新石器時代になるまで、人類の生業は、男が狩猟、女が野生植物の採集で、現在、世界の狩猟採集民は少数しか残っていませんが、新石器時代までの狩猟とは、男たちが数人でチームを組んで出かけ、数日もかけて狩りを行っていたと考えられます。

 

因みに新石器時代とは、人間が植物の栽培と家畜の飼育に移り、やがて農耕へ移る時代の事です。

 

狩りに出ても収穫があるとは限らず、不猟の時も多く、そんな時は、野生植物を採集して子供を育てていたのは女性で、その意味では、狩猟採集民よりも採集狩猟民と呼ぶほうが賢明であると思います。

 

人間含め、動物の能力として、例えば、インドの僧侶でカスミを食べて生きている方が存在すること、いわゆる空気だけで生きている方ですが、空気は、窒素と酸素、二酸化炭素その他で出来ており、窒素をたんぱく質に変えることが出来るとも聞きます。またパンダは、元々肉食であったそうですが、ある時に獲物がなくなり、竹などを食べることによって身体が変化し、腸内細菌が竹を消化できる身体になったとも言われており、コアラの子供は、お母さんのウンコを食べることで、毒性のあるユーカリを食べれるようになるとのことです。

 

 

よって、昔は、肉食であったという背景のもと、昨今流行りの糖質制限などは、グリコーゲンを枯渇させ、自食作用を起こす事など、いわゆるケトン体、飢餓状態を推奨するまでになっており、肉肉肉という風潮には違和感を感じます。

 

もちろん肉・魚等、動物性蛋白質などの大切な栄養を摂取するために必要ではありますが・・・・・。

 

ただ、炭水化物=食物繊維・糖質なのですが、なぜか炭水化物=糖質=肥満や病気になるという言葉が独り歩きして、だから肉だ、糖質制限だと、糖質の内容が正確に伝わらないまま悪者のように伝えられていることが非常に残念であり、特に腸内環境学的には、危険な状況だと思います。

 

糖質も単糖類、二糖類、多糖類、いわゆる単純炭水化物、複合炭水化物があり、単糖類、二糖類などの単純炭水化物、精白された穀物、麺、生地や砂糖などは、なるべく控えた方が良いのですが、多糖類などの複合炭水化物は、必ず摂取すべきだと思います。複合炭水化物には、豊富な食物繊維群(レジスタントスターチ・水溶性・不溶性食物繊維・オリゴ糖)、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなど豊富で、低GI値でもあり、必ず必要なものです。

 

腸内環境を整える上では、複合炭水化物の摂取が必須と言えます。

 

 

 

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