2016年3月24日
糖尿病・高脂血症・高血圧・動脈硬化などのメタボリック症候群を予防改善し、さらにガンをも予防。
“アディポネクチン”の“アディポ”は「脂肪」という意味で、脂肪細胞から“アディポネクチン”が分泌。
脂肪細胞が太って膨らむと、“アディポネクチン”が分泌されなくなり、減少してしまいます。
したがって、太った人の方が病気になることが多いと言われます。
太った人がやせて脂肪細胞が縮まれば、“アディポネクチン”が出るようになり、病気の罹患率が減ります。
一方、ガリガリにやせて脂肪細胞がなくなると、また“アディポネクチン”が出なくなり、痩せたヒトにも病気が多くなります。
東京大学のラットの実験で、ラットに胃ガン細胞を移植しアディポネクチンを注射したところ胃ガン細胞が1/10 に縮まった。
すなわち、抗癌剤のような作用をしたとのことです。
現に、アディポネクチンの少ない人は乳がん・大腸ガンの発生率が2-3 倍高いことで、アディポネクチンは体内でガンを 予防してくれているということが判明。
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100歳以上の女性66人と、若い女性66人の血中アディポネクチンの量を比較
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100歳以上の人は、若い女性の人より約2倍アディポネクチンの量が多かった。
(慶応大学医学部)
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【アディポネクチンを増やす食材及び成分】
腸内環境の改善には、食物繊維群(ルミナコイド:レジスタントスターチ、水溶性、不溶性食物繊維、オリゴ糖/穀物系、海草系、豆系、キノコ系)とポリフェノールなどのスカベンジャー(抗酸化物質)を摂取することですが、上記のオスモチンも抗酸化物質の1つで、植物が外敵から守るために備わっているものです。ポリフェノールなどとも同じ個体の中に存在します。比較的多いのがキウイやリンゴ、トマト、ピーマンなどの緑黄色の野菜や果物、穀物、皮などに多く、結果、腸内環境が整う=アディポネクチンが増える=健康を享受できるということになります。
マグネシウムなどのミネラル類は、海草や雑穀に多く、いわゆる複合炭水化物(多糖類)で、食物繊維やポリフェノールなどの抗酸化物質も多く含有されています、これまた結果、腸内環境が改善=アディポネクチンが増える=健康を享受できるということになります。
EPAなどは、青魚に多く、光り物、鯖やアジなどが有名です。
あくまで、継続的に摂ることでアディポネクチンが増えて行きます、1日2日で変わることはなく、地道に摂取していくことが必要です。
コラーゲンを飲んで、あくる日プルルンとかモツ鍋を食べてプルルンとか、プラセンタ(胎盤)でプルルンとかあり得ません、人間は新陳代謝がおきて、初めて変化があり、腸などで、1週間、肌で1ヶ月、骨は年単位などと言われますが、個々の組織も違いますし、また加齢とともに代謝が遅くなります。そして基本的な事ですが、あくまで胃で消化して小腸で分解、通り抜けたもの、食物繊維群などが大腸まで行きます。
よって口径摂取したものがどのように胃で分解されて小腸で吸収されて、そのように働いていくのかは不明な部分も多く、プラセボ効果のほうが大きいとは思います。
またよく、デトックスとか毒素を抜くなどの言葉、サービス、商品がありますが、基本的に人間は、肝臓始め、臓器が毒素を分解しますし、活性酸素が過剰にならないように女性ホルモン、尿酸、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)等の体内機能があり、食事で抗酸化物質などを取ることで防いでいます。正確に言えば、空気も毒、紫外線も毒、放射線も毒、食品も毒、添加物も毒、タバコも毒、酒も毒、ストレスも毒、水も毒です。その環境で生きるために備わった肝臓、その他の臓器、また食材があり、毒素を抜くなどという商品、サービスには違和感を覚えています、またよくわからない病名や美容用語、健康用語にも少なからず違和感を持ちます。
如何に健康に、そのために内蔵、お腹を元気にするかを考える上では、腸内環境を改善することが一番で、腸内環境の持つ大きな4つの機能:免疫、造血、栄養産生、脳腸相関、が正しく機能することで健康を手に入れることが出来ます。このアディポネクチン、いわゆる健康ホルモンも然りで、言葉は、今後も色々と研究が進み出てきますが、腸内環境を整えるには、食物繊維群(ルミナコイド:レジスタントスターチ、水溶性・不溶性食物繊維、オリゴ糖)をバランス良く摂取し、またポリフェノールなどのスカベンジャー(抗酸化物質)を摂取することが重要です。